（※掲載画像はサンプルで患者氏名など架空のものです．）

勤務先の透析クリニックでは

翌月分の枚数の透析チャート(一枚に付き1日の透析機械の表示値/患者のﾊﾞｲﾀﾙｻｲﾝを記録する用紙)を患者さん全員分用意する作業がありました．

具体的には，

予め印刷業者より印刷してもらっている透析チャートの用紙に

・患者氏名の判子を押す

・透析前/透析中/透析後に使用する薬剤の判子を押す

・主治医が穿刺する(透析の針を刺す)場合は，穿刺者の欄に医師の判子を押す

といったもので，

透析12回分(週3回の透析×4週間分)×約50人分(当時の患者数) 

計約600枚ほどの判子押しの作業です．

また，月によって透析回数も異なる上

患者さんの入院で余っている場合も枚数調整が必要で，

実際何枚必要か？

主治医が穿刺する患者さんは誰か？

薬剤に関してはどの患者さんがどの薬剤を使っているか？

を調べる必要があり，情報収集も合わせ時間のかかる作業でした．

本業務を効率的に行うため「チャート印刷ツール」を作成しました．

「患者氏名」「透析曜日(ｸﾞﾙｰﾌﾟ)」「使用する薬剤(透析前/中/後)」

「穿刺判の有無」「調整枚数」

の情報を予め表にしておくことで，

印刷画面から「印刷ｸﾞﾙｰﾌﾟ」「対象患者」「印刷枚数」を設定すれば，

自動的に透析チャートの該当箇所に印刷されて出てくるというものです．

（印刷用紙は透析チャートをプリンタに設定して行います．）

ツール導入前は数週間掛かっていた作業が

1日，2日で終了するようになり，

業務効率化に貢献することができました．

【製作期間：数日】